2008年07月04日
ふしぎな出来事が続く部屋
ちょっと季節的には早いですけど
Sくんと僕の20年前の不思議な話の続きをします。
結婚式の仕事は夏場以外はずっと忙しくて、
特に秋のシーズンは休日も取れないぐらいです。
僕の自宅から当時の会社までは50km
車で1時間はかかる場所にあるので、
忙しいシーズンは家に帰り着くのは真夜中過ぎになります。
それを可哀想に思ってくれた社長が
僕のためにアパートの一室を借りてくれて、
1シーズン、週末のピーク時にそこで寝泊まりして会社に出勤することになりました。
すると、そのうちSくんや同僚のYくんも泊まっていくようになり
いつしかSくんとYくんの部屋みたいになってしまいました。
そうして忙しい日々を送っていた或る日、
ひとり先に帰っていた僕が
トイレに行こうとしたら、中から鍵が掛かっていてドアが開きません。
SくんかYくんが帰って来て、いきなりトイレに行ったのかな?
「S? Y? 誰か帰って来た?」
ノックしても何の返事もありません。
そうこうしているとSくんとYくんが帰って来て
じゃぁ、トイレの中にいるのは誰だということになり、
家の外からトイレの小窓を外してのぞいてみると誰もいません。
でも中からキッチリ鍵が掛かっている。
とにかく何とか体をくぐらせトイレに入り施錠を開けました。
まぁ、何かの拍子に掛かっちゃったのかなと・・・
でも、その後も何度か同じようなことがあったと
Sくんが教えてくれました。
それから何日かたってSくんが、僕とYくんに
「誰か俺のネクタイ整理してくれました?」
僕とYくんは知らないと答えると
「朝、部屋に散らかしてあった何本ものネクタイが
帰って来たらきれいにハンガーに並べて掛けてあるんですよ・・」
彼女でも入って来たんじゃないの? と聞くと、
そんなことはありえないと・・・
不思議に思っていると
今度は押し入れの中から何やら物音がすることがあり、
みんなで押し入れを調べたこともありました。
そして、ある日の夜、
Sくんが仕事から帰って来ると
1階の角にあるボクたちの部屋の外に
30才ぐらいの男女が窓から10cmぐらいの至近距離にボーっと立っていたそうです。
窓は曇りガラスで中をのぞけるわけでもなく、
まだ誰も帰って来てはいないので部屋は真っ暗だし・・
「失礼な奴らだ」
そう思ったSくんは、文句でも言ってやろうと、
そっと玄関から部屋に入り、いきなり窓を開けたんだけど
そこにはもう誰もいなくて、
あわてて外へ出てみたけれど
アパートの周囲にも、外の道路にも、誰もいなかったと・・・
そんなこんなで、
遂にその部屋を出なければならなくなる出来事が起こりました・・
もう少し、つづく・・・
投稿者: ラファエル 日時: 2008年07月04日 22:44 | パーマリンク |TOPページへ ▲画面上へ
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